金剛山安楽寺は、兵庫県高砂市の真宗大谷派(浄土真宗、東本願寺)の寺院です。
どの時代も変わらない人間の課題に、浄土真宗の宗祖親鸞聖人が大切にされたお念仏の真(まこと)の教えを宗(むね)として、日々精進したいと考えています。
当寺は、江戸時代の書物 『遺徳法輪集』には、『1235(文暦2)年に真宗寺塔頭 安楽院正円親鸞在世の折、三河柳堂にて親鸞聖人より九字名号を授かる』との記載があり、創立はそれ以前であると考えられます。
人口減少や少子高齢化など、急激に変化する社会の中で、ご門徒の悩みに寄り添い、変えていくことと守っていくものを大切に柔軟に対応しています。
葬儀、年期法要、お墓のこと、それ以外の仏事のことなど、お困りごとがございましたら、寺院にお付き合いのない方でもお話を伺いますので一度ご連絡いただければと思います。
住職
●寺号 金剛山 安楽寺
●宗 派 真宗大谷派(浄土真宗・東本願寺)
●御本尊 阿弥陀如来
●年表
835(承和2)年頃 天台宗真宗寺建立(屏風谷)
『増訂印南郡誌』
1235(文暦2)年 真宗寺塔頭 安楽院正円親鸞在世の折、三河
柳堂にて親鸞聖人より九字名号を授かる
『遺徳法輪集 巻二』
1445(文永2)年 戦火で真宗寺ならびに塔頭は廃院するが、
常金和尚、真宗に改宗し安楽寺として再興し
たと考えられる。この住職を第一世と数える
1528(享禄元)年 阿弥陀如来絵像、本願寺第十世証如の時授与
される
1624(寛永元)年 第五世 教専の時、本願寺より木仏、寺号
「安楽寺」を授与される
1668(寛文8)年 東本願寺に帰参
17世 紀 中 頃 現本堂建立(『高砂市史』)
1794(寛政6)年 本堂改修(本堂石段による)

1866(慶応2)年 現表門建立(棟札による)
1880(明治13)年 本堂改修(『高砂市史』)
1925(大正14)年 明治の改造不十分の為、本堂改修
『高砂市史』

1979(昭和54)年 本堂屋根北面改修
2008(平成20)年 本堂大改修・庫裏新築 落慶法要勤修
2015(平成27)年 鐘楼堂新築

参考文献『高砂市史』『増訂印南郡誌』『播磨における真宗の展開』
■その他
山門を入った右手に古墳時代終末期の石棺があります。



